書評 感想 本 漫画
日々読んだ本の感想を書いて行きます。 ファンタジー、児童書多めですが、なんでも読みます。
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大きな時代の渦が少女を巻き込んでいく 壮大なスケールでえがかれる異世界ファンタジー
王獣を戦闘に使わないことを約束してくれた、真王ハルミヤの死によって、ハルミヤの孫セイミヤが新たな真王になります
襲撃したのが闘蛇ということもあり、大公がハルミヤを暗殺したのではないのかという疑いがかけられます
大公を恨んだセイミヤは、大公の息子シュナンに思いを寄せていましたが、その思いを断ち切り、彼女の叔父であるダミヤと婚約します
疑いを晴らすため、王宮にはせ参じたシュナンでしたが信じてもらえず、もし大公が軍を出した時に真王が本当に王獣を従えて、闘蛇をすべてひれ伏せさせることが出来なかったら自分と結婚してもらうと言いました。
エリンはこれから起こるであろう戦闘に無理やり協力させるため無理やり連れていこうとした役人をリランが襲い、止めようとしたエリンの手を食いちぎってしまい……
一度王獣との信頼関係が崩れてしまってドキドキしたのですが、
最後のリランがエリンを助けにくるシーンで本当に感動しました。
アニメを先に見たので、スキマスイッチの雫が頭の中に流れてきました。
本を読んで、ダミヤさまはダミヤさまなりに国を大切に思っていたし、
セイミヤのことが本当に大切だったんだなと思いました。
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それは、竪琴が母親の鳴き声に似ていただけでなく、一日をともに過ごすうちにエリンが母親のような存在になったからでした
しかしそれは同時にエリンの運命が変わってしまったことを示していました
なぜなら、王獣は決して人には慣れない獣でしたが、エリンが操ることによって、何よりも強い兵器として戦争に利用することもできるようになってしまったからです
エリンを教えているカザルム王獣保護場の先生たちは、彼女が何者にも利用されることが無いようにこの事実を隠し通す決意をしますが……
エリンはただ王獣を自然と同じように育てたいだけなのに、
国のイザコザに巻き込まれて大変そうです。
真王も倒れてこれからどうなってしまうのでしょうか?
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リョザ新王国では神の子孫と言われており伝説では王獣を従えたと言われる真王が国を治め、大公が闘蛇を使って武力でもって国を守っています。
しかし、何の力も持たない真王より、大公が国を治めるべきだという過激派の活動が深刻化しており、国の人たちは嘆いています。
王獣や闘蛇は大切な生き物なので万が一死なせてしまうと、世話係が重い罰を受けます。
あらすじ
ジョウンのもとへやってきてから四年がたち、エリンは十四歳になりました。
エリンの養い親で蜂飼いのジョウンは体の衰えを感じていました。
自分がいなくなったあとエリンはどうするのか?
そんなことに悩んでいると、ジョウンの息子アサンが訪ねてきて、一緒に都で暮らさないかと持ちかけます。
悩んだジョウンがエリンにそのことを話すと、エリンは王獣について学びに、カザルムへと行きたいと言いますが……
つらいことがあったエリンだけど、ジョウンがやさしくて良かった。
架空の生物でもしっかりと生態がかかれていて、すごいです。
あとエリンがものすごく賢いので読んでいてとても気持ちがいいです。
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